クロマルハナバチを利用してトマトの受粉作業をしていますが、ハチは受粉をしている感覚ではありません。
働き蜂は、幼虫の食事用と巣を拡大するための材料として花粉を集めます。
花に止まり体を震わせる事で、花から落ちる花粉を集めます。それを纏めて丸く団子の様にして巣に持って帰ります。写真にある、丸っぽいのが、その花粉団子です。
花が沢山咲いている時は、順調に集められますが、花が少なくなると花粉が足りなくなってしまうので、補助用として乾燥花粉を与えます。
今は4段目の花が咲き始めている所で、全体的に花が少なめだと感じるので、餌箱を設置しました。
すると…
沢山の働き蜂が来ています。
この花粉を集める行動ですが、女王蜂や幼虫が居なくなると、途端にやらなくなってしまいます。どういうメカニズムかは分かりませんが、一匹の女王蜂が統率していると思うと凄いですね!
生まれた蜂の中でも、大きく立派な雌蜂は、将来の女王蜂候補になるんだとか!
他にも、巣の内部を掃除する役割の蜂が居たりと蜂の世界は奥が深いです。
ハウス内の状況を細かくチェックしながら、蜂にとってできるだけ快適な環境を作ってあげて、できるだけ長く確実な受粉をしてくれる様に心掛けています!